国体とは
国体とは、国民体育大会を短く言い表した言葉で、毎年開かれている国内最大のスポーツの祭典です。多くの人々がスポーツにふれ、楽しむことをとおして健康で元気になってもらうことやみんなの生活を明るく豊かにすることが目的です。
国体の歴史
国体は、第二次世界大戦の後、スポーツをとおしてみんなに勇気と希望をもってほしいという願いのもと、昭和21年(1946年)、戦争の被害が少なかった京都を中心に第1回大会が開かれました。
その後、国内最大のスポーツの祭典として、各都道府県で順番に国体が開かれるようになり、みんなにスポーツを広めたりスポーツができる場所や建物を整えたりするなど、日本のスポーツ界を盛り上げてきました。
太陽国体
鹿児島県では、昭和47年(1972年)に第27回国民体育大会が開かれました。
愛称は「太陽国体」。「明るく、たくましく、うるわしく」のスローガンのもと、鹿児島県選手団は、天皇杯(男女総合成績第1位)と皇后杯(女子総合成績第1位)をとることができました。
太陽国体は、鹿児島県選手のがんばりや県民のみなさんの協力でたいへんすばらしい大会となり、その後も県全体を盛り上げる大きな力となりました。
燃ゆる感動かごしま国体
2020年に第75回国民体育大会が鹿児島県で開催される予定でしたが,新型コロナウイルスの影響で延期になり,2023年10月7日(土)から17日(火)にかけて,特別国民体育大会として鹿児島県で開催されることになりました。太陽国体から51年ぶりとなり、愛称は「燃ゆる感動かごしま国体」、スローガンは「熱い鼓動 風は南から」です。
日本中からスポーツ選手や応援する人などが集まってきます。まごころのこもったおもてなしでおむかえし、みんなで力を合わせて国体を盛り上げましょう。
全国障害者スポーツ大会とは
障害のある選手がスポーツを楽しむこと,周りの人たちに障害について理解してもらい,障害のある人たちがもっと社会で活躍できるようになることを目的に開かれる国内で一番大きな障害者スポーツの大会です。 全国障害者スポーツ大会の歴史 昭和40年(1965年)に「第1回全国身体障害者スポーツ大会」が,平成4年(1992年)に「第1回全国知的障害者スポーツ大会」が開かれました。その後,平成13年(2001年)に2つの大会が一緒になり,「第1回全国障害者スポーツ大会」が宮城県で開かれました。
鹿児島県での開催
昭和47年(1972年)の太陽国体の後,11月11日から12日にかけて,第8回全国身体障害者スポーツ大会が鹿児島市で開かれました。 2020年の第20回大会が鹿児島県で開催される予定でしたが,新型コロナウイルスの影響で延期になりました。2023年に特別全国障害者スポーツ大会として開催されることが決定しました。 「全国障害者スポーツ大会」としては,鹿児島県での初めての開催です。
県民運動
かごしま国体・かごしま大会には,全国から多くの人がやってきます。その人たちを,鹿児島県民みんなで,まごころをこめておもてなしするための取組です。会場で選手を応援したり,ボランティアで困っている人を助けたりします。他にも清掃活動をして会場や街並みをきれいにしたり,花をたくさん飾ったりして,鹿児島に来て良かったと思ってもらえるように鹿児島県民のおもてなしの心を伝えます。
燃ゆる感動かごしま大会とは
特別全国障害者スポーツ大会の愛称は「燃ゆる感動かごしま大会」。 2023年の「燃ゆる感動かごしま国体」の後の10月28日(土)から30日(月)にかけて鹿児島県で開かれます。 かごしま国体の感動と興奮をかごしま大会に引き継げるよう,みんなで力を合わせて盛り上げましょう。
燃ゆる感動かごしま大会の正式競技
個人競技では,陸上競技,水泳,アーチェリー,卓球,フライングディスク,ボッチャ,ボウリングの7競技があります。フライングディスクや卓球のサウンドテーブルテニスなど,国体では行われない競技もあります。 団体競技では,バスケットボール,車椅子バスケットボール,ソフトボール,グランドソフトボール,バレーボール,サッカー,フットベースボールの7競技があります。バスケットボール,バレーボール,サッカーなど,国体とほとんど同じルールで行う競技もあれば,グランドソフトボールなど障害の特徴に合わせた競技もあります。