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令和元年度全九州高等学校体育大会 第67回全九州高等学校水泳(競泳)競技大会

競 技 名 水泳(競泳)競技 競技会期 令和元年7月13日(土)~15日(月)
開 催 地 鹿児島市 競技会場 鴨池公園水泳プール
大 会 名 令和元年度全九州高等学校体育大会 第67回全九州高等学校水泳(競泳)競技大会

大会の概要・歴史

 本大会は、今年で67回を数える歴史のある大会で、7種目(自由形、平泳ぎ、バタフライ、背泳ぎ、個人メドレー、リレー、メドレーリレー)でタイムを競う。各県の予選会において、各種目決勝8位までの入賞者で、九州大会参加標準記録を突破した者だけが参加できる。また、全国大会参加標準記録を突破すると、8月に熊本市で開催される「南部九州総体2019」への出場資格を得ることができる大会でもある。競技種目ごと1位から8位までに得点が与えられ、男女別に総合得点の最も多い学校を選手権獲得校として総合優勝を決定している。男子では、九産大付九州や九州学院、女子では福大附属若葉やルーテル学院などが選手権を獲得するなど上位の常連校である。

大会の話題・大会全般の予想

 本大会は九州の水泳強豪校はもちろん、水泳が好きで日々頑張っている選手や、お互いに切磋琢磨しながらも高校生活を満喫して部活を楽しんでいる選手も学校・県の代表として出場する。高校生スイマーたちの標準記録突破にかけたひたむきなパフォーマンスに期待したい。
 国体の競泳には、オリンピックでメダルを獲得した選手も多く参加する。成年男女、少年A(高2~3年)男女、少年B(中3~高1年)男女それぞれ個人種目7種目とリレーの各区分で全国1位を目指し、1/100秒を争う熱戦が繰り広げられる。国体では毎年日本記録も生まれることから、来年9月に鴨池公園水泳プールで開催される「燃ゆる感動かごしま国体水泳(競泳)競技」のリハーサル大会が大いに盛り上がることを期待している。

鹿児島県チーム・選手の紹介・予想

 6月6日・7日に開催された鹿児島県高校総体において出場資格を得た選手・チームが出場する。
本大会は、九州各県の強豪校が優勝を争い、各選手は全国大会参加標準記録突破を目指している。その中で鹿児島県の注目選手は、男子では鹿児島情報高等学校の榎田大己・西小野皓大選手、鹿児島高等学校の早崎遼真・岩元大秀選手、女子は甲南高等学校の山下ひなた選手、加世田高等学校の後野真衣選手などである。リレーや学校得点争いは、男女とも県代表の鹿児島情報高等学校、鹿児島高等学校、甲南高等学校が上位を目指している。
 今年8月熊本市で開催される「南部九州総体2019」の出場権獲得を目指すとともに、来年9月同競技会場で開催される燃ゆる感動かごしま国体での優勝を目指す鹿児島県の国体候補選手たちである。

競技の結果(決勝記録1位のみ)

7月13日(土)
【男子】                          
◇50m自由形     ①大森 涼奨(唐津商業高)     23″44(大会新)
◇200m自由形    ①田中 大寛(別府翔青高)   1′49″48(大会新)
◇400m個人メドレー ①早﨑 遼真(鹿児島高)    4′25″27
◇400mメドレーリレー①東福岡高           3′49″77
【女子
◇50m自由形     ①田上舞美(ルーテル学院高)    26″00(大会新)
◇200m自由型    ①立山青葉(大分雄城台高)   2′ 7″15
◇400m個人メドレー ①石原愛依(柳川高)      4′46″09
◇400mメドレーリレー①柳川高            4′18″98

7月14日(日)
【男子】
◇100m自由形    ①田中大寛(別府翔青高)      49″76(大会新)
◇1500m自由形   ①野田京聖(佐賀学園)    15′53″15
◇200m背泳ぎ    ①西小野皓大(鹿情報高)    2′ 2″16
◇200m平泳ぎ    ①榎田大己(鹿情報高)     2′13″76
◇200mバタフライ  ①米田 瑠(九州学院高)    2′ 3″01
◇200m個人メドレー ①早﨑遼真(鹿児島高)     2′ 4″29   
◇400mフリーリレー ①東福岡高           3′30″97
【女子】
◇100m自由形    ①田上舞美(ルーテル学院高)    57″16
◇800m自由形    ①藤井みなみ(佐賀学園)    9′ 0″98
◇200m背泳ぎ    ①井上結貴(宗像高)      2′16″90
◇200m平泳ぎ    ①日迫 柚(鹿情報高)     2′33″98
◇200mバタフライ  ①後野真衣(加世田高)     2′12″68(大会新)
◇200m個人メドレー ①石原愛依(柳川高)      2′14″93(大会新)   
◇400mフリーリレー ①柳川高            3′59″26

7月15日(月)
【男子】
◇400m自由形    ①水上瑠日(ルーテル学院高)  4′ 2″20
◇100m背泳ぎ    ①小鶴皓大(東福岡高)       57″65
◇100m平泳ぎ    ①榎田大己(鹿情報高)     1′ 3″28
◇100mバタフライ  ①佐藤晴輝(東福岡高)       56″14
◇800mフリーリレー ①東福岡高           7′45″46
【女子】
◇400m自由形    ①藤井みなみ(佐賀学園高)   4′26″14
◇100m背泳ぎ    ①井上結貴(宗像高)      1′ 3″43
◇100m平泳ぎ    ①小関 葵(青雲高)      1′10″72
◇100mバタフライ  ①後野真衣(加世田高)     1′ 1″12
◇800mフリーリレー ①柳川高            8′33″20

鹿児島県チーム・選手の結果(順位と全国大会出場権獲得者)

鹿児島県勢は男女共に各種目で健闘した。3位までの入賞者と全国大会参加標準記録の突破者は、下記のとおりで、熊本市で開催される全国大会に出場する。
≪全国大会出場種目≫
  男子12種目、 女子8種目

【男子】                          
◇50m自由形      ⑤岩元大秀(鹿児島高)       23″96
◇400m個人メドレー  ①早﨑遼真(鹿児島高)     4′25″27
◇400mメドレーリレー ④鹿情報高           3′52″56
◇100m自由形     ⑧新川久遠(鹿児島第一高)     52″82
◇200m背泳ぎ     ①西小野皓大(鹿情報高)    2′ 2″16
             ⑤中園剛志(鹿情報高)     2′ 8″24
◇200m平泳ぎ     ①榎田大己(鹿情報高)     2′13″76
◇200m個人メドレー  ①早崎遼真(鹿児島高)     2′ 4″29   
◇400mフリーリレー  ②鹿児島高           3′32″26
             ④鹿情報高           3′35″70
◇100m背泳ぎ     ③西小野皓大(鹿情報高)      57″96
◇100m平泳ぎ     ①榎田大己(鹿情報高)     1′ 3″28
◇100mバタフライ   ②脇 雄介(国分高)        56″24
◇800mフリーリレー  ③鹿情報高           7′52″57

【女子】
◇50m自由形      ④有村咲希(鹿情報高)       27″09
◇400m個人メドレー  ②山下ひなた(甲南高)     4′49″32
◇400mメドレーリレー ④鹿情報高           4′25″64
◇100m自由形     ③有村咲希(鹿情報高)       58″78
◇200m平泳ぎ     ①日迫柚(鹿情報高)      2′33″98
◇100mバタフライ   ①後野真衣(加世田高)     1′ 1″12
◇200mバタフライ   ①後野真衣(加世田高)     2′12″68(大会新)
◇200m個人メドレー  ②山下ひなた(甲南高)     2′17″61

会場の様子など

・競技会場周辺や競技会場内に装飾された歓迎のぼり旗は、かごしま国体への気運を醸成し、訪れた選手監督や大会関係者および一般観覧者は国体の雰囲気を味わえたことと思う。
・競泳競技は選手監督の参加や一般観覧者の来場が多かった。リハーサル大会は一般観覧席の確保が少なく観客からの苦情や競技会場内の空調など環境に対する不満等も聞かれた。対応に苦慮する場面もあったが、本大会ではより多くの難題が出てくると予想することであった。
・競技会係員や競技会補助員は、マニュアルに即した対応や連絡体制などが確認できたようである。
・無料ドリンクコーナーは、参加した選手や観客等多くの方に利用してもらい好評だった。
・開会式と閉会式にぐりぶーが登場したが、登場する時間や場所など主催者側との事前打合せで調整できた。ぐりぶーの登場は選手や観客にも好評で、写真撮影をするなどの交流が見られた。
・選手の控所は、2階のバルコニーを県別に区切って配置していたが、収容できないため正面玄関付近や2階階段入場口付近、キッズガーデン、ピクニックガーデンデッキなども控所となっていた。
雨天時の対策が大きな課題であったが、各学校の対応に任せて、特に主催者側の対策はなかった。監督者会議での連絡事項の徹底があったのではないかと思われる。
・各県ごとに区切られた2階の選手席は、空いている椅子もあったが、選手席を一般観覧席に開放することはなかった。
・競技会場内の空調は、指定管理者も設定に苦慮していたようであるが、来場者数や1階正面入り口のドアを開けたままであったことから、調整が難しいとのことであった。

その他

 令和元年7月13日(土)~15日(月)に、燃ゆる感動かごしま国水泳(競泳)競技体リハーサル大会として『令和元年度全九州高等学校体育大会 第67回全九州高等学校水泳(競泳)競技大会』が、「鴨池公園水泳プール」で開催されることから、歓迎のぼり旗を立て、おもてなしとして無料ドリンクコーナーを設ける。

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